【新唐人2013年10月16日付ニュース】10月12日、中国貴州省貴陽市当局は特殊警察など2500人を引き連れ、金華鎮の51棟のいわゆる違法建築の強制立ち退きを行いました。しかし、立ち退き隊のほとんどは地元職業高校の生徒たちだそうです。生徒の書き込みによると、学校側が生徒たちに特殊警察の制服を着用するよう強要したそうです。では、地元政府はなぜ城管や武装警察、警察などの政府職員ではなく、高校生を変装させ、強制立ち退きに駆り出したのでしょうか。ネットユーザーからは批判が噴出しています。
貴陽市政府は、“2013年10月12日、観山湖区都市総合執法部門や公安局などから2500人あまりが出動し、金華鎮上鋪村の51棟72243平米の違法建築を取り壊した”と発表しています。
しかし、“中国ジャスミン革命”によると、強制立ち退きに出動したこの2500人のうち、ほとんどが地元職業高校の生徒たちで、黒色の特殊警察の制服を着せられ、強制立ち退きに駆り出されたとのことです。一部は迷彩服を着せられ、治安維持隊員を装いました。生徒がネットに書き込んだところによると、学校側の命令で、服従するしかなかったとのことです。
地元市民 汪さん
「私の直感だと、彼ら(政府)にはこの種の事ができます。当局が自分の利益を考えるのは普通です」
貴陽市観山湖区都市総合執法部門の職員は、今年だけでも、地元ではすでに20数回の大規模立ち退きを行っていると漏らしました。しかし、学校と結託して高校生を強制立ち退きに参加させたことは否定しました。
ネットユーザーらは、“強制立ち退きの仕事は、理性的な人なら高額の給料がもらえても参加しないはずだ。だから高校生を派遣するしかないのだろう。哀れなことだ”“高校生を身代わりにしている”と嘆いています。
新唐人テレビがお伝えしました。
Http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/10/14/atext983711.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)